オスモカラーとは


オスモカラーの主成分

自然の植物油(亜麻仁油、アザミ油、ひまわり油、大豆油など)とワックス(カルナバ、カンデリラ)がベースです。

また、主成分を液体にしておくための溶剤は薬用アルコールと同程度まで精製されたホワイトミネラルスピリットを使用していて、アレルギーの出やすい柑橘油、テレペン油は使用していません。

主成分が全体の60〜85%と一般塗料の15〜40%に比べ格段に割合が大きいため同一量での塗装面積も約2倍です。匂いも穏やかで、さらに環境にもやさしい塗料です。




一般のペンキとの違い

ムクの木材に適した塗料としてはウレタン塗料と、オスモカラーのように材に染み込む浸透性塗料があります。

ウレタン塗料の特長は堅牢で耐久性、耐候性がある点ですが、表面になめらかな塗膜を作るため、無垢材の暖かな肌触りは実感できず、やや冷たい感触を与え、湿気を通さないためじめつきます。
また、堅牢ゆえに傷ついたときの補修は目立ちやすく、年月が経って塗り直しが必要になったときは、サンダーで全面を剥がしてから塗り直す必要があります。

これに対して、オスモカラーは材の動きに付いていくので、傷ついても目立ちません。
自然な手触りで、補修の跡も目立ちにくく、メンテナンスも上塗りするだけと容易です。
欠点は耐候性、耐久性がウレタン塗装に較べて低いことです。
床の場合、ウレタンの耐久性が5〜10年なのに較べ、2〜3年に一度の上塗りが必要です。

ただ、ウレタンの場合、サンダーで全面をはがしてから再塗装する大仕事になってしまうので、長い目で見るとオスモカラーの方がはるかに経済的です。

オスモカラーの安全性は生産国のドイツでも認められており、塗装中の匂いも穏やかです。
通気性もあり、手触りは抜群で、仕上がりは油性独特の、美しく深みのある味わいになります。





オスモカラー