よくあるご質問


:オスモカラーは輸入品だから桧や杉を使う和風住宅には向かないのでは?
:植物油由来の油性塗料はみな健康塗料なの?
:メンテナンスのサイクルは?
:現在の塗装がはげてきたので、その上にオスモカラーを塗りたい
:表面をなめらかに仕上げたい
:着色塗装の際の色むら(吸い込みむら)を抑えるには?
:WRの安全性は?
:一度使ったオスモカラーの残りの保管法




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:オスモカラーは輸入品だから桧や杉を使う和風住宅には向かないのでは?


大きな誤解です。それどころか日本の住まいにこそ、オスモカラーはその実力を十分に発揮します。

日本で多く使われているウレタンやニスなどの被膜性塗料とオスモカラーとの大きな違いは、表面に膜を作るのと、塗料が木材に浸透するのとの違いです。

実際に塗ってみると、ならや桜などの広葉樹は表面がなめらかなので違いがよくわからないことがありますが、桧や杉などの針葉樹は材が柔らかくて微少な凹凸があるため、、オスモカラーで塗装すると材の風合いがそのまま保てるのに、ウレタンやニスでは透明な層が凹凸を埋めてしまい、人工的な仕上がりになります。

触ってみるとウレタン塗装は鏡面仕上げのためつるつるして冷たい感触で、蒸し暑い季節にはしばらくすると体の湿気でじめついてきますが、オスモカラーはすべすべしているのに木の質感が保たれていて、通気性もあるのでさわやかです。

私たち日本人はぬくもりのある針葉樹を好んで使うので、その意味からも、日本の住まいにこそオスモカラーを使っていただきたいと思います。




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:植物油由来の油性塗料はみな健康塗料なの?


塗料は乾燥後に材に付着する主成分と、塗装するまで塗料を液体に保つための溶剤に大きく分けられます。

植物油をベースにした油性塗料という場合、主成分に植物油が使われている塗料を指しますが、溶剤はメーカーによって様々です。

オスモカラーは溶剤として薬用アルコールと同程度まで精製したホワイトミネラルスピリットを使用しており、体に悪影響を及ぼすシンナー(トルエン、キシレン)、及びアレルギーを起こしやすいとされている柑橘油やテレペン類も含んでいません。

もちろん主成分には人体に有害とされる防虫、防かび材や重金属類もいっさい配合されていません。







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:メンテナンスのサイクルは?

メンテナンスのサイクルは使い方によっても大きく変わるので一概には言えませんが、床の場合2〜3年に一度の再塗布が目安になります。
とはいえ、よく歩いてこすれたり汚れがついた場所は早めに塗ります。水を落としたときのはじきが悪くなり、染み込み始めたら塗ってください。

まず表面の汚れを取ります。水拭きした後、目立つ汚れは消しゴムや薬用アルコールをつけた布で擦り落とします。ひどい汚れは240番程度のサンドペーパーを当てて落とします。

塗布は薄く塗り伸ばすように擦り込みます。厚塗りは厳禁で、ハケ筋の付いたまま乾くと塗りむらの原因になりますから、ぼろ布で拭き取ってください。塗布後30分しても塗料が残っていたら、必ず拭き取ります。


日常のメンテナンスとしては、床にはウオッシュ&ケアーという商品があり、1Lの水にキャップ2杯を混ぜてモップ等で拭きます。表面が次第に堅くなり、軽い汚れはこれで落ちます。

ウオッシュ&ケアーで落ちない汚れにはワックスクリーナーを使います少量を布につけてこすり落とします。また、よく歩いてこすれる部分に3ヶ月に一度くらい塗り込んでおくとワックス分を補充するので再塗装の時期が延びます。

壁の場合はあまりこすれたりしないので、かなり保ちます。もちろん使用条件によりますが、5年くらいは大丈夫でしょう。ただし、カラーレスは艶がでるので、重ね塗りするとさらに艶が増すことがあります。
艶を抑えたい場合にはエキストラクリアーを使ってください。


落書きや切り傷、油汚れなどでワックスクリーナーでもとれない傷は、サンドペーパーで落として、その上からフロアクリアーをこすり込みます。
建材品に使われているウレタン塗料は補修の後がはっきりわかりますが、オスモカラーはさほど目立たず、次第になじんできますので安心してください。

お手元に工務店が使った塗料の残りがあるときは、塗料の表面にラップ等を載せて空気を遮断しておくと、長持ちします。また、塗料を扱うときは手袋等をしてなるべく触れないよう注意してください。塗料なので当然とはいえますが、とてもしつこい油汚れの素と考えてください





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:現在の塗装がはげてきたので、その上にオスモカラーを塗りたい

塗料は基本的には同じ系統のものを使わないと、剥離するおそれがあります。

現在の塗料が油性塗料でしたらオスモカラーを上から塗ることはできますが、建材メーカーの製品でしたらほとんどがウレタンやアミノあるキッドなどで塗装されていて、オスモカラーは上塗りできません。

まず現在の塗装がどういう塗料を使っているかを工務店や建材メーカー等に問い合わせて確認してください。塗料がわかれば、当社でオスモカラーとの相性をお調べします。





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:表面をなめらかに仕上げたい

下地の仕上げに使うサンダーの番手を細かくします。#240番以上にするとかなりなめらかになります。ただし番手が細かくなると、それだけ薄くしか削れないので、荒削りしかされていない材は、まず#80〜120番で大きなでこぼこをなめて、次に#180番、最後に#300番というように段階的に細かくします。

また、上塗りをする前に#400番程度のサンドペーパーを材の表面をなでるように軽くかけます。これは労力のわりに効果絶大なので、是非お勧めします。

さらに、上塗り後30分経ったらぼろ切れ等でよく擦り込みます。ただし、フロアクリアを床に塗った場合は、擦り込むと滑りやすくなるので床には行わないでください。





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:着色塗装の際の(色むら)吸い込みむらを抑えるには?

下地のサンダー仕上げを#240番以上の細かい番手にします。特に節の周囲を念入りにサンディングします。

また、エキストラクリアークリアーを下塗りしてからカラーを塗るのも効果的です。ただし、色の付き方が薄くなるので、好みによっては2回塗りします。

床の場合はフロアクリアーの上塗りを忘れずにしてください。





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:WRの安全性は?

WRの有毒性については、MSDS(化学物質等安全データシート)によれば急性毒性はラットの経口毒性LD>8,000mg/kgときわめて低くなっています。

もちろん、亜鉛、ジクロフルアニド、ペルメトリンなどの有害物質は入っていますが、現在のOECD基準では2,000mg以上は警告不要のレベルとされていて、動物愛護の観点よりそれ以上の実験が行われていないことからも、安全性はかなり高いと言えます。

防虫効果はシロアリやヒラタキクイムシの虫害を抑えるために必要で、他に防菌、防カビ性能も要求されます。

オスモカラーの多くは上記の薬剤を含んでいないため、外装に使用するときは、必ずWRを下塗りしてください。
また、WRは安全性が高いとはいうものの、薬剤は口に入って良いものではありませんから、内装には使用しないでください。






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:一度使ったオスモカラーの残りの保管法

オスモカラーは空気に触れることで硬化するので、なるべく空気を遮断してください。
落としぶたの要領でビニールラップを塗料の表面に載せてしっかりふたをしたら、缶ごとラップでくるみます。冷暗所で保存してください。







オスモカラー